イタリア人によって発見され、地中海沿岸部で栽培されていたブロッコリーは、アメリカに渡り、ジョージ・ワシントンやトマス・ジェファソンなど、有名な人物の庭に植えられている事でも有名になりました。今ではブロッコリーは各地で栽培され、その栄養や効果も研究されています。
栄養価の高い野菜
ブロッコリーの栄養価はとても高く、28カロリー分のブロッコリーの中にはなんと一日に必要なビタミンCの155%、ビタミンAの60%、鉄分とカルシウムが5%ずつ含有されています。カロリー毎の計算に基づくと、ブロッコリーは牛乳と同じだけのカルシウムと、より多くのタンパク質を含み、さらに牛乳に入る環境ホルモンなどの有害物質がないということで、とても優れた栄養価だと言えるでしょう。
さらなる健康効果:癌予防
ブロッコリーの優れた点はただ栄養が多いというだけではありません。1992年にジョンスホプキンス大学のタラリー教授がスルフォラファンというフィトケミカルがブロッコリーに含まれている事を発見します。スルフォラフォンは第二相酵素を増やし、体内の解毒酵素や抗酸化酵素の生成を促進して体が本来持っている解毒力を高める役割があることが知られています。
これによって癌が発達するのを予防することができるとされ、現在では癌予防効果のある野菜としてブロッコリーが注目されることとなりました。薬と違い、摂取しすぎる事が怖いということがないため、ブロッコリーを良く食べ、ブロッコリージュースを良く飲むことが癌予防に通じると言えるのではないでしょうか。
健康効能をまとめると;
- 抗酸化作用
- 癌リスク軽減
- 心臓発作リスク軽減
- 動脈硬化予防
おいしいブロッコリージュースの作り方
ブロッコリーの選び方
ブロッコリーは高価な野菜でもなく、一年中を通して手に入るため、とても重宝します。しっかりして、濃い緑色のものを選びます。頭だけではなく、葉や茎のついているものの方が栄養上好ましいです。また、頭の部分が洗いにくいので、オーガニックがあればそちらを選んだ方がいいでしょう。
ジュースにする
よく洗ってジューサーに入る大きさに切りましょう。葉や茎など、すべてジューサーに入れます。通常りんごを一緒にいれてジューサーの回転をスムーズにさせます。
保存方法
冷蔵庫で5日~一週間はもちます。少しひなびたくらいならジュースにしてしまってかまいませんが、黄色くなったら捨てましょう。
ミックスジュースのレシピ
キャロットジュースやアップルジュースと相性がいいです。味が強すぎるのならレモンを加える事で中和することができます。