ケールはヤセイカンランというアブラナ科の植物の流れを汲む植物で、その栄養価の高さから青汁や野菜ジュースに多用されます。
ケールの栄養と健康効能
ケールは緑黄色野菜の中でもっとも多くビタミンを含むなど、栄養の宝庫として知られています。ビタミンK、ベータカロチン、ビタミンC、マンガン、マグネシウム、カルシウムなどを含みます。50カロリーのケールの中には、一日に必要な量の200%のビタミンC、308%のビタミンA、14%のカルシウムが含まれます。
抗酸化作用のある野菜で人気な物は例えばブロッコリーがありますが、ケールは視力保全に必要なルテイン含有量がブロッコリーの11倍、βカロチンが7倍と、栄養面で圧勝しています。ブロッコリーはその見た目や味、料理との相性において高く評価されているので、総合的にはブロッコリーの方が人気になっています。ならば、ケールの栄養を上手く摂取するために、野菜ジュースや青汁にしてしまおうという発想が出てきたと考えられます。
注意点としては、ビタミンKを非常に多く含むために、ワーファリンなどの血液凝固防止剤を飲んでいるか方は飲んではいけないということです。飲み合わせについては必ず医師に相談してください。
健康効能をまとめると;
- 視力保全効果
- 抗酸化作用
- 冠状動脈の病気を予防する
- 癌リスク軽減
- 心臓発作リスク軽減
美味しいケールジュースの作り方
ケールの選び方
しっかりした、濃い緑の葉っぱを選びます。元気のない、ふにゃふにゃした感じのものはダメです。一年を通して収穫されています。
ジューサーにかける
よく葉っぱを洗い、ジューサーにかけます。ケールはかなり固くそれだけで生搾りにするにはちょっとキツイので、にんじんやりんごを足すのがオススメです。いきなり全量をジューサーにかけるのではなく、少しずつジュースにしていくとよいでしょう。素晴らしい緑のジュースができた時、その中の栄養分を想像して悦に入るのが野菜ジュースマニアあるあるです。
保存方法
しっかりと封をして冷蔵庫で4~5日もちます。果物の隣に置かず、少し離して保存しましょう。
ミックスジュースとカスタマイズ方法
ケールジュースは他の野菜ジュースやグリーンスムージーに足して使うという方法があります。これで他のレシピにさらに栄養を加えるのです。レモンも合うので、ケールジュースにりんごやにんじんをミックスして、レモンジュースを少し垂らすというのもいいでしょう。