大体6月の梅雨の声が聞こえる頃になると、梅の季節がやってきます。庭に梅の木がある家では、梅を収穫してジュースや梅酒にするのは毎年の楽しみの一つではないでしょうか。また、庭に梅がなくても、旬の梅を買って自家製のジュースや梅酒を作るのはとてもポピュラーです。
梅ジュースは、このページで紹介している多くの果実のジュースのようにジューサーにかけて生搾りにするのではなく、瓶詰にして砂糖漬けまたはシロップ漬けにするのが一般的です。梅ジュースにはポリフェノールやクエン酸などが含まれ、健康効能にも注目が集まっています。
梅ジュースに必要な材料
- 梅500g
- 砂糖500g
このほか、ヘタ取り用の竹串や瓶も用意するといいでしょう。瓶の大きさによって梅と砂糖1kgずつでもいいですが、基本的には梅と砂糖を同量で作ります。
作り方
梅を洗って、水分を拭き取ります。その後竹串をつかってヘタを取り除き、ビニール袋に入れて24時間以上冷凍します。
- 瓶に熱湯を少量入れて、内側の消毒をします。その後自然乾燥させます。
- 梅、砂糖、梅、砂糖とレイヤーになるように瓶の中に入れていきます。一番上に砂糖のレイヤーが来るようにして蓋をしめます。これはカビを防ぐためです。
- 冷暗所に保存します。もし夏などで気温が高ければ、2日ほど室温で保存して少し砂糖が溶けてきた時を見計らって冷蔵庫の野菜室に入れます。
- 毎日確認し、長柄のスプーンなどで撹拌して砂糖を溶かしつつ、梅が完全にシロップの中に浸かるようにします。この作業を1日1回、5~7日ほど続けます。
- 砂糖が溶けきり、梅が絞り切れたら果実を取り除き、ジュースだけを小さい瓶にうつしかえて冷蔵庫で保存します。
- 完成です。このジュースを水や炭酸水で大体4倍希釈で薄めて楽しみましょう!
楽しみ方のバリエーション
コップ1杯のミルクにテーブルスプーン1~2杯の梅ジュースで梅ミルクドリンクになります。また、水と梅ジュースを1.5:1で混ぜてゼラチンを入れて作った梅ゼリーもなかなかおいしいです。